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グリザベラの館

グリザベラの館

学会でちゃめさんとご対面!

ランチを終えてから栄に来ると立ち寄ることの多いCDショップ

名曲堂さんへ今日も立ち寄りました。

ここのお店何故だかわからないのだけど私が欲しいと思ってるCDが

わかりやすいところに配置してあるんですよ。

今回も・・・ええ、ありました!テレビCMでご存知の方も

いらっしゃるかと思いますが、【Aura】というCDです。

ジャンル・レーベルを超えて私のお気に入りシンガー&ソングを

集めたアルバムです。時間がなかったのでそのCDだけ購入して

地下鉄東山線に向かいました。急いでると注意力も落ちてしまうものですね。

なんと電車乗り間違えちゃったんです。

乗車して1駅目のアナウンスで気付いたんです。伏見に行かなきゃいけないのに

新栄町に行っちゃったアホです。電車乗り直して東山線で伏見まで行き

伏見から鶴舞線に乗り換えました。3駅先が鶴舞でした。

学会会場に戻ったのは15時前でした。





 会場に着いてからちゃめさんに【今何処にいるの?】メールをしたら

講堂入口にいるとの事・・・らしき人がいました・・・

【ちゃめさんでしょうか?】

とケータイメールをお見せして声かけた私。

ちゃめさんでした!人違いじゃなくてよかった!

ちゃめさんとはブログを始めてから知り合った方で

きっかけは昨年の学会の市民公開講座でした。





 ちゃめさんは器械展示や書籍やポスターなど一通り見たそうで

案内していただきました。

器械展示は関心があったけれど業者さんにつかまったらと思うと

躊躇って午前中に入れなかったんですよ。

私にとって身近な検査はTST(チトマスステレオテスト)やペンライトや

プリズムやクロスかなぁ~

TSTは結構なお値段なんですよね~

クロスは学会前にちゃめさんのブログで話題になっていたので

実物を見てこのことだなぁ~と思いました。

【どちらが見やすいですかぁ~】

って検査の時、聞かれたことありましたね。

ちゃめさんは業者さんとお話。新作のレフだっけ?

その後、書籍とポスター展示を見てから講堂へ。




 小児シンポ【未熟児網膜症】が行われてましたね。

昔だったら死産だった低出生体重児がNICUの発展により

助かることが多くなったが未熟児網膜症になる患児も

多くなったそうです。シンポの内容は未熟児網膜症の

遺伝的レベル・治療時期と方法・スリットMを用いた所見

と視機能の長期予後についてでしたが知らないことだらけでした。





 その後に健診・疫学・屈折の講演がありました。

健診と硫アトを用いた屈折検査とか比較的わかりやすい内容でした。

屈折値を測る器材の比較については専門的すぎてわかりませんでした。

5歳児健診に視力検査を導入の特徴として

視力検査をしやすい・1.0が見えていることを前提に検査できる

Dr.も親御さんも積極的に出来る・就学前に弱視等の発見ができる

そうです。3歳児健診で弱視をすり抜けた患児にはいいかもですね。

視力検査は保健師がやることを前提に眼科医が指導して

簡単に正確にやれるよう0.3と0.7と1.0のランドルト環を

使用するそうです。そして1.0の見えない患児にはドクター宛に

用紙を発行して眼科受診してもらいオートレフ値を記入してもらうそうです。


 ただ健診って市町村単位で行われるものなので実施にあたり

バラツキが出るかもですね。3歳児健診でさえ眼科医やORTが健診して

ないところってあるそうなので。

3歳児健診で視力検査に力を入れてないところは

5歳児健診もあまり期待出来ないのじゃないかなぁ~

というのが私の感想です。






 硫アトを用いた調整麻痺下の屈折検査では、まず

硫アトと同様に調整麻痺剤のサイプレについて話されてました。

なんでもサイプレよりか硫アトの方が0.8D強い遠視が認められたそうです。

あと硫アトの使用上の注意や親御さんへのフォローや

循環器や呼吸器に疾患がある場合

小児科医の応援が必要なことなど話されてましたね。






 その後に引き続き弱視・立体視の講演がありました。

中でも関心があったのは

斜視患者の静的・動的立体視評価

下方視野におけるコントラストの立体視への影響

の2点でした。




 ひとつ目の斜視患者の静的・動的立体視評価についてですが

新しい装置で検討したところ

内斜視において静的・動的立体視ともに検出不能の症例が認められたが

外斜視においては静的が検出不能でも動的は検出可能な症例があるそうです。

↑この外斜視っていうのは、間欠性・恒常性の両方に当てはまるそうで

輻輳運動を誘発することで有効になったのではないか…ということでした。






 次に下方視野におけるコントラスト立体視への影響についてですが

白内障等でコントラスト感度が低下した場合

階段下降時など下方視野による奥行き情報を使う行動に不自由さを

感じる場合があるそうです。って他人事のように書いちゃいましたが

実は私もそうなんですよね。私も下方で抑制がかかってるので

階段下降時・・・特に足元が暗かったり黒い階段が苦手ですね。

あと慣れている階段でも手が塞がってる時とか足がすくんじゃいますね。

おかしなことに奥行きがわかりづらくて怖いって意識すると

ますます怖くなっちゃうんですよね。


 検査方法としてはTST(チトマスステレオテスト)にて

正常立体視を認め、眼疾患がない正常者8名を対象に

日常視に近い条件でコントラストを低下させた視差のある指標を用いて

立体視機能をみたそうです。コントラストを低下させた条件は

片眼のみの場合と両眼ともの場合の2パターンなんだそうです。

結果としては

片眼の場合は、コントラストが低下するにつれ

立体視可能な人が少なくなるが

両眼の場合は、コントラスト低下による

立体視に与える影響が少ない傾向があるそうです。





 ブログ更新していてひとつ思い出しました。

いつだったか受診時にS先生に遠近感について伺ったことがありました。

両眼で見てる方と出来ない方とでは見える情報(量と質)が

異なるのかどうか尋ねたんです。

S先生によると

遠近感に関しては両眼視がある人の方がより詳細にわかってるんだそうです。

たとえばとまっている二つのものの距離を自分も動かずに判断することは

両眼視がない人はある人より困難なんだそうです。動いてるものの距離を

つかむ方が簡単なんだそうです。

また子供の頃からの斜視の人の両眼視については

正常な目を閉じてるのや人工的に斜視にしたのとは

明らかに違う状態なんだそうです。


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